♪こんにちは。
赴任先の集落活動センターの
一つの特徴は、その運営が、
「ティール組織」であることです。
ティール組織とは、社長や上司が
詳細な管理をしなくても、
目的のために進化を続ける組織の事。
…そのため指示系統がなく、
メンバー一人一人が自分たちの
ルールや仕組みを理解して独自に
工夫し、意思決定し動いていく
組織のこと。
…ある意味、私達を生かして
くれている人体の組織とも…。
☆
…
確かに、赴任先の集落活動センター
には、日々の行動に対して、
指示を出す社長も上司は居ないので
食堂営業、お弁当営業、子ども食堂
営業…という業務は、その負荷に
合わせ、
…メンバーが自発的に参加
するスタイル…これは、女子部会は
もちろん、集落活動員も同様です。
なので、強制出勤とか、強制的な
業務指示は無く、
”お願い事””協力依頼””募集”
で、日々の業務を回しています。
…ある意味、メンバーの、
やりたいこと、できること、
求められていること…という
バランスに沿った自発的な
行動によります。
☆
…
自分の納得した事を、大きな目的
…「子供たちにこの地域を残す」
を叶えるために参加しているので、
主体的で積極的で生産性が高く、
和気あいあい…というのが、
特徴です。
サラリーマンからすれば、
とてもユニークな、そして
しあわせに近い組織とも言えます。
☆
(よさこい…こちらもティール組織かと)
…
でも、この組織は日本の昔の自治
そのものだと感じています。
地域の祭り事や共同作業、その他
トラブルに対し、寄り合いで
皆で考え、皆で納得し、決めたことは
しっかり守って行動する…。
明治以前までは、それが普通…
日本国の政策で「カネ」が大事と
なり、いい学校へ入って良い会社に
入れば幸せになれるという神話を
信じた若者が、
…同じく信じた親の後押しを受け、
地方から中央へ仕事を求めて移動
する様になる迄は、
…ごく普通に機能していた組織です。
…
しかし以前も書いたように、
赴任先の集落活動センターも、
自由とか外圧なしで経営ができて
いるかというと、そうでは無く、
…”借金返済””黒字確保”
という、今の日本国の「カネ」
神話に沿った呪縛に沿って、
強迫観念、制限を受けているのは
確か。
その影響で問題だと、思うのは、
メンバーの都合…仕事、子供の世話、
介護、看護、そして某感染症で
濃厚接触者になったなどで、
…売上を維持するために、無理をし、
…人数が集まらない故に負担が増加
し、参加したメンバーが
疲弊し始めていることです。
☆
…そして心理的にも、
事情で参加できないメンバーは
自己嫌悪とか罪悪感を感じ、
無理に近い状況ではたらく
メンバーは、心の余裕が無くなり
口調が乱暴になったり、
ちょっとしたことで言い争いに
近い事になったり、
…ミスが生ずれば、した方は
自己嫌悪、罪悪感、それに対し
腹を立てた人、強い口調で
指導した人も、自己嫌悪や
罪悪感を感じる…
…という、精神的につらい経験を
重ね始めています。
罪悪感、自己嫌悪は恐怖感を
作りだす…。
その恐怖感が、参加をためらわせ、
参加者が減り、悪循環して行き
…
日本国と生国という表現があり、
生国とは、私の解釈では、
地球、宇宙、自然や生き物と
強調、共生する国のことです。
☆
赴任先の集落活動センターの
設立の目的「地域の子供達に
この地域を残したい」は、
ある意味、私達の本質…
周りの存在を守りたい、
大事にしたい、喜ばせたい…という
「生国」に沿った願いだと
思っています。
…
…しかし、そんな願いに対し、
立ちはだかるのは「日本国」。
…カネなしでは生きれない、
資本主義に沿ったルールの国。
…
その狭間で、如何に持続していく
のか…。
…ある意味、成功すれば多くの人の
参考になるほどの、大きな偉業に
なるのではとも感じています。
☆
…素敵な週末を♪
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