♪クレームする側、される側の心情どうする?


♪こんにちは。

昨年末に、赴任先に野菜を出荷頂いている
生産者から、
「担当者Aさんの言動で傷ついた」
「今後は出荷するか迷っている」といった
内容を、生産者の知人を介して
知らされました。

…後日、知人さんを仲介し出荷者に
ご来店頂き、言動で傷つき、悲しい
思いをされている事を重視、謝罪
しましたが、

…生産者を傷つけた言動内容に
関しては、概要しか確認できません
でした。

幸い、出荷は継続頂けるとの事で
安堵していました。

但し、出荷者は担当者Aと他の取組で
村内で顔を合わせる関係でもあるので
「この件を直接伝えないでほしい」と
要望を受けました。

そのため、当人への事実確認はせず、
再発防止をする…ことまで決めて、
年末年始となり、すっかり忘れて
いましたが、

先日、赴任先内で本件について
情報共有したメンバーから再発防止の
フォローがあり、

元自動車会社で「改善」活動の経験が
ある私が再発防止をすることに
なりました。

再発防止案を作成…
私達の言動が無意識に出荷者の心情を
害する場合があることを重視し、

・出荷者はお客様同様、その要望、
ご意向、ご提案を否定、拒絶、批判
しないこと

・一人で決めないこと…もし、
出荷者の要望、ご意向、ご提案に
懸案がある場合は、赴任先内の
出荷者と同じ立場(生産者)の方を
含め、協議すること

…を再発防止としました。


「担当者Aには伝えないでほしい」
というご意向ではありましたが、

再発防止を展開する上で、その背景
を説明する必要があり、

担当者Aには、再発防止案の確認依頼、
その背景を説明しました。

<納得できない>

しかし、担当者Aは、自分の対応で、
出荷者が悲しい思いをさせたことが
納得できないこと、

担当者Aへ伝えることなく、担当者Aの
言い分を聞くこと無しに再発防止案が
検討されたことに不満があるようでした。

<クレーム対応とは…>

元自動車会社の経験ではクレームの
内容の中には、会社として「これって
私達が悪い?」と理不尽に感じてしまう
出来事は多々ありました(涙)。

取扱説明書で禁じている行為をして
部品を破損させてしまったとか…
結構多いのですが、その点を説明しても
お客様の不満は収まらない…。

感情の問題…お客様が悲しい思い
(不満、怒りは、悲しさや恐怖から
自分を守るための自己防衛本能に
よるものなので)を受け止める必要が
あり、

お客様に不備がある…例えば説明書には
書いてあります…と言えば、
油に火を注ぐ事になってしまいます。

なので、当人が「私は悪くない」と
思っているかどうかは別にして、

「悲しい思いをさせた」事実に
目を向ける必要があります。

<担当者Aの心情はどうする?>

・自分には相手を傷つけたという
心当たりがない

・出荷者と直接話して事実関係を
明らかにしたい

・出荷者だけの言い分で再発防止案を
作るなんておかしい

…担当者Aの言い分も理解できない
わけじゃありません。

しかし、今回の場合は損害など、
物質的な問題(原因解析がし易い)
ではなく、

ココロの問題なので、

相手様が望んでいないことをすれば
せっかく収まったものを
また、発火させてしまうことが
考えられ、

お客様、出荷者と良好な関係を維持する
…悪評が立つのを防ぐためには、
出品者の意向(担当者Aとこの件で
話し合いたくない)を飲むしかないと
考えています。

それを、どう腑に落としてもらうか…。
皆さんなら、どうしますか?

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