♪面白く学ぶ経済~『アダム・スミスの夕食を作った人は誰か?』から7


♪こんにちは。

豊森なりわい塾の講座の中で、
今の資本主義、経済学を前提にすると
地球環境を持続できない…という
事を学びました。

その理由を裏付けしたくて、
読んだ本を紹介します。

…特に女性の方の世の中への
もやもや感が晴れるのではと
思っています♪

『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』
カトリーン・マルサン氏著 高橋璃子氏著
河出書房社 2021年11月30日 出版


<男性のための女性?>

・私達の社会は古くから、女性に
特定の活動を押し付け、女だから
それをやれと命じてきた。

…そのうえで、男性中心の
経済理論を設計し、女性の活動に
経済的価値を認めないことにした。

…男性の経済活動を支えるために、
女性はケアや共感や献身や配慮を
引き受けなければならない。

…能動が受動を制する。男性が
生産し、女性が消費する。

…だから男性が世の中のことを
決めるのは当然だ。

・男性によって男性のために
作られて枠組みのなかに女性を
放り込んでも、女性の負担が
ふえるだけなのです。

・女性的とされるものは、つねに
男性なものの下にある。

…自然は文明の配下にあり、
身体は精神の支配下にある。

依存する人は自立する人の
庇護のもとにある。

<経済とは依存させる為のしくみ?>

・経済人が私達の心を捉えて
離さないのは、怖いものを全部忘れ
させてくれるからだ。

…依存関係は消え、世界は完全に
予想可能になる。そこには違いもなく、
弱さもない。もう何も怖くない。

・経済人とは、逃げるための
乗り物である。人の身体や感情や
依存や複雑さから全力で抜け出す
ための道具である。

…つながりと責任を逃れるために、
人の弱さから目をそらすために、
私達がつくりだした方便だ。

…続きます♪

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