♪面白く学ぶ経済~『アダム・スミスの夕食を作った人は誰か?』から5


♪こんにちは。

豊森なりわい塾の講座の中で、
今の資本主義、経済学を前提にすると
地球環境を持続できない…という
事を学びました。

その理由を裏付けしたくて、
読んだ本を紹介します。

…特に女性の方の世の中への
もやもや感が晴れるのではと
思っています♪

『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』
カトリーン・マルサン氏著 高橋璃子氏著
河出書房社 2021年11月30日 出版

<女性の軽視が前提?>

・女性の無償労働を無視したままでは、
見えない労働がどのように貧困と
ジェンダー格差に結びついているかを
理解することができない。

…家庭を受け持つ人は仕事の経験が
少ないのだから、低賃金でも仕方が
ないと彼らは言う。

…家庭内の無償労働で身につけた
スキルは、家庭内でしか役に
立たないというのだ。

・もしも女性の稼ぎが少ないならば、
それは女性は高い賃金に値しない
からだ。

・「なりたいものになれる」という
見栄えのいいスローガンは、

…「あらゆる役割をこなすべきだ」
と読み違えられてきた。

…「何だって出来る」は
「何でもやれ」にすり替えられて
きた。

…できないなら、おまえは失格だ。

・女性が欲望をあらわにすると、
きまって厳しく非難される。女性の
欲望は脅威であり、危険で不自然な
ものなのだ。

・自分の給料よりも高い値段で
家事を頼むのは割に合わない。

…つまり家事労働の雇用は、雇う
女性と雇われる女性の恒久的な
格差を前提にしているのだ。

・女性は、男性のニーズに合わせて
つくられた労働市場で、無理やり
自分の価値を証明しなければならない。

・外で稼いだお金は家庭内の権力
関係をつくりだし、この権力関係が
家庭の意思決定を左右する。

…パパがお金を稼ぐと、ママの
発言権が少なくなるのだ。

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