♪こんにちは。
今、地球環境の持続可能性を奪って
いるのは、私達の「もっと」…
…もっと便利に、もっと効率的に、
もっと安価に…と特に都市部という
資源が無いエリアでの住民が望む、
…成長、発展を前提とした資本主義
だという一節があります。
その実現のために、そして消費の
為に、いい学校、いい会社を
求め、仕事に勤しむ人が多いですが、
…それらの人達は、しあわせなのかと
いうと、疑問符が並びます。
…
仕事の成果を増やすには、効率化。
効率化は時間との戦い…。
☆
しかし、その影には私達の心理的
不安がある…。
そして、時間管理、効率化を求めれば
私達は孤立し、大きな勢力の言いなり
になりやすくなる…。
そんな、今の課題を解説した本を
通して考えていきます。
…
「限りある時間の使い方」
オリバー・パークマン著 高橋璃子訳
かんき出版7615 2022年6月出版
☆
…
<仕事は駆け込み寺?>
・生産性を高めようとする努力が
事態をかえって悪化させるのは、
それが単なる現実逃避にすぎない
からだ。
・みんな何らかの現実を直視
するのが怖くて、それを避ける
ために、
…生産性やタイムマネジメントに
しがみついているのではないか、
ということだ。
☆
・禅の教えによると人の苦しみは
すべて、
…現実を認めたくないという
気持ちから生じるのだという。
…「こんなはずではなかった」
「どうして思い通りにならないんだ」
…という気持ちこそが、苦しみの
根源なのだ。
☆
…
・不安から逃げるために、人は
現実逃避の道を選びがちになる。
…先延ばしにする、気晴らしに
時間を費やす、コミットメント
恐怖症になる、一度に大量の
プロジェクトを引き受ける、
…
・「私生活で、どんなに嫌なことが
あっても、仕事は変わらずそこに
ある。
…私にとって、仕事はいつでも
逃げ込むことができる安全な
隠れ家です」
(ベストセラー作家
ダニエル・スティール)
☆
…
<仕事の成果=自己肯定可能?>
・眼の前の仕事をせっせと
こなしているかぎり、仕事が
自己肯定感に直結している状況を
疑問に思わなくてもよかった。
…自分の時間を支配しようと
躍起になっている限り、人生が
突きつけてくる、もっと大きな
課題から目を背けていられた。
…
・僕たちが気晴らしに屈するのは、
自分の有限性に直結するのを
避けるためだ。
…つまり、時間が限られていると
いう現実や、限られた時間を
コントロールできないという
不安を、できるだけ見ないように
しているのだ。
☆
…以上、引用終わり。
大衆をコントロールする為には
人々を恐れさせ、不安がらせ、
”大きなものにまかれろ”的な
心理に持っていく必要がある…
…現実に目を向けさせない為に、
「逃げ」「ごまかし」の場を
作った…という一節があります。
アメリカ大統領のトルーマン氏の
この言葉は、それを意味し、
…世界一だった日本人の自己肯定感…
…幸福度を最低レベルに下げることに
成功させた方法なのかも知れません…。
☆
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