先回の続きです。
今回は子供に関する部分について
シェアしてみたいと思います。
脳に悪い7つの習慣 林 成之 氏著
幻冬舎新書 2009年9月出版 740円
【脳の発達と子供】
・幼児期はとくに物事に興味をもたせる
ことを大切にし、やりたいといったこと
は何でもやらせたほうがいいと
私は考えています。
・幼児に対しては「ダメよ」
「やめなさい」といった否定語は
使わない方が良いでしょう。
子供に分別を教えるのは
4歳からで十分です。
・勉強ができるようになったり、仕事で
活躍するためには、まず先生や上司を
好きになることが必要なのです。
・学校教育においては、(空間認知脳を
鍛えるという目的で)体育や美術が
指導されていない…体力や持って
生まれたセンスの問題や感性の問題に
すりかえられ、
「頑張って走れ」
「見たままに自由に描いてみよう」
…といった”放置”状態になっていると
聞きます。
・子供自身が勉強の内容の面白さを
発見できないということも
あるでしょう。
その時は、指導者自身がその
面白さを、感情を込めて伝えることで
子供の脳の中で、「おもしろそう」
とA10神経群を発火させるのです。
・人を伸ばすには、「違いを認めて
一人ひとりに全力投球する」という
考え方が必要です。
・教育において「同じように
育てよう」と指向することは誤りである
と思います。
・一般社会において、「勝つ」という
ことは、相手を無視すること、
他人に協力せず自分を大切にすること
につながる傾向にあります。
・子どもは親が悪くいう人のことを
好きにはならないもの。子供には
人のよい部分に向けて好きになる
ことを教え、決して目の前で
悪口を言ったりしないように
してください。
・子供が失敗した時に「こうすれば
よかった」と責めるようなことを
言うと、罪悪感をもち「自己保存」の
クセが強くなって「言われたとおりに
して失敗を避けよう」とばかり考える
ようになってしまいます。
・子どもや部下に自主性を持たせる
ためには、上に立つ人がいい質問を
投げかけることが大変効果的です。
「君だったらどうする、どう思う、
どうしたい」等、自分で考えて意見を
もつ習慣を身につけさせるのです。
・今の教育には肝心のコンセプトが
ないように感じます。試験でいくら
点を取れても、社会で力を発揮できる
とは限らないことに多くの人は
気づいているはずです。
【共感を育てる】
・考えや心まで共有するには、意思
疎通を図ろうとする人たちの間で
「脳にとってのごほうび=脳が嬉しい
と感じること」が一致して
いなければならないのです。
・自分の気持が相手になかなか
伝わらないという方は、感情が
しっかり表面に出ているかを
チェックしましょう。
感情を込めて話したり、表情に
喜怒哀楽がでていなければ、
相手のA10神経群を発火させる事は
できないのです。
・「自分は友人が少ない」
「人のつながりが薄いほうだ」と
いう人は、この「相手の立場に
立つ力」がついているかどうか…
…相手の立場に立てないと脳が
同時発火できませんから、
意思疎通が出来なくなって
しまうのです。
・何のために勉強するのか、
何のために会社で働いているのか。
気持ちを込めて言葉にし、
相手と目的を共有することが、
考えや心を伝えるための鍵
なのです。
・人をほめる事は同時発火を
起こしやすく成ることにつながり、
ほめるときは必ず相手の方を見て、
「自分も嬉しい」という気持ちを
込めて伝えることが大事です。
・うれしさを評して思い切り
ほめることは、相手の「仲間に
なりたい」「人の役に立ちたい、
貢献したい」という本能に
働きかけることになります。
【記憶を育てる】
・体験記憶は非常に強力で、
脳は本などを読んで得た記憶
よりも、体験記憶にもとづいて
物事を判断する傾向があります。
・何かを覚えるには、まず
A10神経群でプラスの感情の
レッテルをはることが大変有効
で、また自己報酬神経群を
働かせるために「これを覚える
ことは嬉しい事だ」「自分から
やってやろう」というスタンス
が記憶力を高めると
いうことです。
・好きなこと、感動したこと、
主体的に取り組んだこと、
心を込めたことは、記憶に深く
残せます。
・入ってきた情報に「嫌いだ」
というマイナスのレッテルを
貼ると、脳はその後に控える
「理解」「思考」「記憶」と
いう過程で、そのレッテルに
引っ張られ、考えたり覚えたり
する機能がしっかり働かなく
なります。
・学習記録には体験記録が
伴います。「どんな体験で
記憶したか」が記憶の強さを
左右するということです。
好きな先生に言われた、
友達と一緒に感動したと
いった体験が、学習記録を
強くするのです。
・脳はイメージを介して
目で見たもの以上の情報
(印象、自分の感情など)
をいくつも重ねて記憶を
作り出している
【挑戦を育てる】
・興味を持ってチャレンジする
ことが難しい場合は、まず
条件を置いて範囲を狭めた
なかでやってみること。
・大事なのは苦手なことを
避けるのではなく、興味を
持ってチャレンジしてみる
ことなのです。
☆親は100%間違っている
☆ポチっとお願いしますぅ!
人気ブログランキングへ
…ザ・へんしん・プロジェクト!FBページ
「変わりたいけど、変われない」という方、
”変わり方”を再点検してみませんか?
…脱・グーミンクラブ!FBページ
「子供たちと地球を救いたい」というお気持ちの方、
身近な課題など、共有しませんか?
Post Footer automatically generated by Add Post Footer Plugin for wordpress.