♪イスラエル紀行記、その1


♪こんにちは。

イスラエルに来ています。

約一週間の滞在の中で気づいたことを
書いておきたいと思います。

 

他国を知る…当たり前で見えていなかった

自国が見えてくる…感じです。

 

<7という数字を大事にする国>

 

…私達はラッキーセブンで7は幸運の

数字と好感を持っていますが
…この国では聖書で神がこの世界をつくり

7日目に休んだということから

7日目の安息日を大事にしているのを

始めとし、

…7年に一回、畑を休ませる安息年などが

あり、今年は建国70周年。

<多様な国>

 

・宗教の戒律を厳しく守る反面、戒律以外の

事に対しては多様に対応する文化。
…例えば、○の時は□だったけど、△の時は

■といったように、マニュアルとか一つの

決めごとに固執せず時と場合によって

柔軟に対応。

…日本の古い話し合いの制度である

寄り合い(全員が納得する前決まらない制度)
に近いかも。

…30年住んでいても、知らない習慣がある国。

<垣間見るハイテク>

・レンタル自転車…都会エリアの自動車の

渋滞、駐車場不足の為、自転車シェアリングが

発達。それを支えるのは最新のIT技術。

スマオホで予約、時間になると遠隔操作(自動)で

ロック解除。

その他、シェアリングサービスや配車

システムも発達。


<独立記念ホール>

・一度滅んだ国から人が難民として世界に

広がり、ホロコーストなど辛い建国仕打ち

などを経ながらも、

…「来年、イスラエルで会おう」の合言葉の元、

再び、彼の地に集まり国を建国。
…実際に独立宣言したときの場所が何度も
建て直されながら、国の復興…誰が何時、

どこで建国をしたのかを代々、国民に伝えている。


…国を愛するためには「シラス※」の精神に

よって国の成り立ちを知る必があるから。

 

※シラス文化…すべてを知った上で、

その対象を尊重して手を打つ文化。

 

その逆はウシハク…力ごしに、相手を

尊重することなく、権限を行使する文化。

…反面、日本では建国日は知られているものの、

建国者、建国の西暦を教えていないし

(教科書に載っていない)、知っている先生は

数%だと言われている。
…同じ「シラス」文化を根源に持ちながらも、

日本はウシハク文化になりつつある。

…滅びる経験をし、建国に苦労したから、

再び滅びないための取り組み(危機管理)が

進んでいて、

 

…その一つはこの博物館など公立の建物は

シェルターになるように設計されている。

<水の認識の違い>

・雨は冬に数ミリ程度しか振らず国土の

60%が砂漠の国で、命を維持するために

水を常時確保するための知恵が

深い深い井戸の設置に見られる。

また命の源であるがゆえ、それを巡っての

争いがあり、外敵に備え危機管理のされた

都市づくりも遺跡から見える。

・水が絶たれれば撤退を余儀なくされる。

水の存在が当たり前であり、水攻めという、

水を使った戦国時代の戦法のあった日本。

 

…今は水による災害に恐れ、ゲリラ雨を嘆く

日本と、水は恵みの国は思想が大きく

異なるように感じた。

それ故か、自動車はあまり洗わないのか
ピカピカな車は少ない。



<国を上げた国土改善>

…初代首相は、60%の砂漠の国土を
どう有用に使うかがこの国の存続に
関わると考え、

…大学や民間で開発を研究を推進。
その結果、生まれたのが点滴栽培
(根本に点滴を垂らすように水をポトポト

垂らす農法)。

 

…それにより砂漠の国土の中に
植物が育ち、自給率100%を誇る。

(土色の一部に緑の一帯がそれ)

 

…その他、栽培姿勢も配慮した
空中栽培(目線での栽培)も開発。
…これらの栽培のノウハウ、管理は
ITによって制御されハイテク農業の
最先端を走る。

尚、この栽培法で育った農産物は、
エネルギーに満ちていて、

…例えばきゅうりや人参は甘くとても
美味しい。


…オレンジジューズなど果実は、すっごく
パワフル。
日本にも輸出されていてブランド名は
R…なのが、こちらの読みで「オラ」なので

「オラ」ブランドとして展開されているとか?

…反面、農薬の使用、企業の種子開発を
優先していて、

 

…種取りができない(できても次の年に芽が
出ない)F1種を栽培し、食料自給率は低く
その多くを輸入に頼る日本と、

…食料を他国に託せば絶たれた時の問題を
重視し100%自給し在来種を管理するこの国。

 

 

<秘密を守れない人々?>

 

…他国に干渉され、水面下で建国の準備をし
その発表を極秘に限定した人を対象に
行うはずだった独立宣言は、

 

…喜びをおすそ分けする文化なのか、
多くの人に知られ狭い会場に300人ものの

人々がかけつけ、すし詰め状態の中で

行われたのだそう。

その時の音声が残っていて、独立宣言後の
割れんばかりの拍手、その後に演奏された
国家をその興奮を抑えながら、
耳を傾けている様子が伝わってきました。

<親日の国?>

・親日…石油の輸入の為、日本はイスラエルに

対し、イスラエルと敵対している産油国へ

配慮するため、

…正しい情報が流れない状態。

…しかし第二次世界大戦後、敗戦国として

世界から孤立した日本と最初に国交を

結んでくれたのはイスラエル。
・・・自動車も他国のメーカーに比べ、

日本のメーカーが多い印象。


 

…続きます…

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