♪災害時の避難と備蓄、子供食堂に参加しない心理の共通点?


♪こんにちは。

災害が起こったとき、人が
抱いてしまい、「逃げ遅れ」の
原因となる心理を
「正常性バイアス」と言います。

その内容は、自分にとって都合の
悪い情報を無視したり過小評価
してしまうという認知の特性です。


それは、災害に備える備蓄をする
しない場合にも、働くようです。

・お金がかかる
・買ってくるのが面倒
・置き場所を作るのが面倒…。


災害が起きれば、お役所が必要な
ものを提供してくれる、自衛隊が
来てくれる…。

…そんな期待もあるでしょう。


そして「正常化バランス」が
働くのは、子ども食堂などの福祉を
受ける場合にも働く場合が
多いようです。

・恥ずかしい
・周りの人にバレたくない

…私の知り合いの方が子ども食堂を
企画していますが、実際に試しで
必要と思われる人に声掛けしたり
アンケートを取ったりしてみると、

上記の理由で子供を行かせたくない、
近所であっても行きたくない…
という声が多いのだそうです。


第66巻 日本公衛誌 第 9 号
「小・中学生の保護者を対象とした
「子ども食堂」に関する
インターネット調査」より。
https://www.jsph.jp/docs/magazine/2019/09/66-9_593.pdf


こうした心理は、自己防衛…。
自己肯定感が高められず、
守りに入ってしまう…。

意地っ張り、つっぱっている…
という状態です。

この状態では助け合う…という、
自己肯定感を高めるきっかけに、
参加する機会も失われてしまいます。


この心理に対策はないのか…。

災害時の避難遅れの例であれば、


1)リーダー、率先して声掛けする、
引っ張る存在に従う…。

…そのためには、その人と縁を得て
信頼する…心を開く必要があります。

2)期待している事の妥当性を確認する

例えば、誰かが呼びに来てくれる
…という期待があるなら、

⇒誰か。その人は必ず来るのか。
どうやってそれが行われるのか…を
確認してみる。意外に当てにならない
事が分かると、自分で何とかしないと…
…と、意識が変わります。

2)習慣化、体験、経験をする

…体験会に出たり、避難訓練にでる。
…試しに行ってみることです。

4)基準を決める

…どんな情報が入ったら逃げるか
…逃げるきっかけを、予め決めて
おき、従う…です。

…水位、緊急放送が流れたら、
隣の人が逃げ出したら…。

信頼できる「基準」を作ることです。



紹介した対策を、備蓄や子ども食堂にも
活かしてみる…。


恐れより、自己防衛より、命、
…子どもたちの気持ちや命を…
…助け合う機会を得ること…。

必要な人に届きますように…。

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