♪「家族依存のパラドクス」斎藤学 氏著の紹介です2!


♪こんばんは~

メンタルの問題は、かかえた”本人”
が注目されますが、カウンセリングを
する中で、その回復の鍵を”親”を
はじめとする家庭が握っている場合は
非常に多いです。

今回紹介する本は、そんな家族の
重要性や、症状とか回復に対しての
リアルな現場の解釈を確認することが
できます。

数回に分けて紹介します。

 

「家族依存のパラドクス」 斎藤学氏 著
新潮文庫 平成24年5月出版 460円

家族依存
 
【不安】

・不安なんて「将来という幻想」への
恐怖にすぎませんから、
放っておきましょう。

・「苦しさ」の意味がわからない
ことには解決の方向も
見つけられない。
 
【恐怖】

・人間が怖がる究極のものは死と
別れ、喪失です。

・三、四十代の男女が最も恐れて
いる行為は、「恋愛」ではないか
と思う。

…この感情にのめり込むこと自体も
怖いが、愛する対象から拒否される
かも知れないという空想は、

考えるだけで生きる意欲が削がれて
しまうくらい苦痛である。

・フォビア(恐怖)という心理現象
の基本にあるのは「対象の置き換え」
で、その基底には「得も言えぬ恐怖」
がある。

…置き換えられているからこそ、
かぼちゃだの蜘蛛だのといった
他の人にとっては、奇妙に思われる
ものが恐怖対象になる。

・死のような日常経験から類推できる
ところを超えた「不気味なもの」や
「汚れ」に対する耐性は子供の方が
ずっと低い。

 

不安

 

・子どもとしての自己の喪失…男子に
おける性器の勃起や射精、女性に
おける初潮がみられることへの恐怖が
存在する。

・「汚れている」などの観念に
取り憑かれることをオブセプション
(強迫観念)といい、それを洗い流し
たり、祓ったりしようとする反復行為
をコンパルジョン(強迫行為)という。

・相談者が恐れているのは、
「子どもである自分」の死
ですよね。

…(精液に対する嫌悪感、
不潔感を)洗い流すことで一種の
防衛線を貼るわけです。

…背後には死と喪失への怖れがある。

・対人恐怖症を克服するには、今
あなたが、自己開示が有効です。

…人の中に入って、「自分はこういう
やつです」とみんなに見せること。

・「話し手」が話を「聞く相手」を
信頼できなければなりません。

…この「あえて信頼してみる」という
訓練が対人恐怖を減らすことに役立つ
のです。

…こうして対人恐怖症は「治る」と
いうより「問題でなくなる」のです。

・恐怖の感覚とか強迫症状はきれい
さっぱり消える必要はありません。

…だいたい、遠慮とかルールを守ると
いうのは、私たちがみんな、少しずつ
対人恐怖症だからこそ、
できることです。
 
【罪悪感、寂しさ】

・自分がダメだと思うのは、親の期待
するように自分が育っていないから
ダメと感じるのです。

・手洗い恐怖感を持っている方に
「それでいいと思っている」と
きけば、本人だって良いと思っている
わけ無いんです。

…元来は「こんな私で申し訳ないです。
お母様」と思っているんです。

・精神医学的に見れば、人間に罪悪感を
植えこんでいいことなんか何一つ
ありませんよ。

…しかもたいがいの罪悪感は他人に了解
できる罪悪感にならず、
「非合理な罪悪感」になります。

・一方、「静かな寂しさ」は、あらゆる
芸術の源だ。孤独な時、時を持て余す時

…わたしたちは寂しさのあまり、
古人と会話しようとしたりする。読書だ。
しばらく会わなかった友人に手紙を書く。
著作だ。創造の源になる。

・「寂しくてどこが悪い」と、寂しさは
成長の源みたいなところにたどり着くと、
「あ、このままでいいんだ」となります。

…ACと言う言葉は、こうした自己肯定感
を持つために使う言葉です。
 

☆画像はこちらからお借りしました。

 

 

↓ 宜しければ、ポチっとお願いします!

人気ブログランキングへ

 

ザ・へんしん・プロジェクト!FBページ
「変わりたいけど、変われない」という方、
”変わり方”を再点検してみませんか?

変身ロゴ2

 

☆心を健康にして社会を変えよう!の、

ウルトラ・ダイヤモンド・プロジェクト(UDP)
Facebookページへようこそ!

☆ Facebookページに「イイネ」をいただくと
このブログの更新情報が届きます!
UDP_pro2

 

Related Articles:




Post Footer automatically generated by Add Post Footer Plugin for wordpress.

Share Button

Website Pin Facebook Twitter Myspace Friendfeed Technorati del.icio.us Digg Google StumbleUpon Premium Responsive