こんにちは～
内海聡 氏著 「99％の人が知らないこの世界の秘密」の本に関して
・あなたはグーミンですか？
・グーミンとは自尊心の低い人？
・＜彼ら＞の目的とは
について書いてきました。
今回は、本の中に出てくる「虚無主義」についてです。
（以下、本より引用）
・私の思想の根幹をなす概念は「虚無主義」
（ニヒリズム）である。
…１９世紀の哲学者、フリードニヒ、
ニーチェに代表される哲学的思想だ。
・虚無主義とは「この世のすべてのものごとに
価値はなく、人間が行っているすべての
ものごとに価値はない」と考える思想。
内海氏の言葉を私なりに解釈して、書き出して
みますと、
「この世の、人間が関わる全ての情報、行為には
”期待するような” 価値はないと考える事。」
この言葉を、もし、自分が言われたら、
どのように感じますでしょうか。
『あなたの発する情報、存在する価値、意義には
私があなたに期待してしまうような価値はない』
私なら、きっと寂しい気持ちになって
しまうと思います。その寂しさのままだと、
気分が落ち込んで生存の上で問題が生じる
かもしれないので、
脳の自動生命維持装置が働いて、脳内に怒りを
促す、情報伝達物質が分泌され、イライラ、
激怒により精神的な高揚を強いられるかも
知れません。
内海の言葉を簡単にいえば、
「私はあなたに期待しない主義です」
ということかと思うのです。
自尊心の低さの問題の観点で見ると、
「期待しない」というのは、
…「大事なこと」だったりします。
自尊心の問題の中の”愛着問題”。
自分の存在価値、意義を見出す幼児期に、
自分が期待した事へ十分な反応が無かったり
むしろ、批判、避難、攻撃など、
自分が否定される反応があった場合、
愛着問題が生じ、
その幼児期に得られなかった、
自分の存在価値、意義を見出せないという
心の寂しさを補う為に、
他人に認められたいなどの、
「他人軸」で生きることになります。
その「他人軸」で生きる、一つの象徴が
「他人への期待」です。
期待する行為自体は、何の問題もありません。
問題になるのは、期待が適う場合には、
「依存」になる場合があること、
また、期待が叶わない時には、
ストレス…悲しさ…自分の存在意義、価値を
疑う事になり、更に心が寂しくなる
という問題です。
さらに、依存にしろ、悲しくなる、あるいは、
それにより怒りになる場合、「感情」が乱れます。
感情が乱れると、「冷静な判断」が困難になり
後で後悔したり、自己嫌悪になったりして、
また、自尊心を低めるという悪循環になります。
内海氏は、こうした問題の中の、
「冷静な判断が困難になる」ことを重視して
虚無主義を選んだのではと思うのです。
…というのは、内海氏によれば、
「私の原点は「この世界の中でいかに子供を守るか」
ということであり、そして「いかに地球をまもるか」
であることになるのだ。」
つまり、目的を達成するためには、
冷静な判断に基づく行動が必要…。
これを重視した結果、「虚無主義」を選択
したのではと思ったのです。
世の中のしくみを、いろんな仮定や情報で
検証していく中で、人間の関わることへの
虚像…空虚、虚偽性などを感じたのかも知れません。
虚無主義は、一見、孤独な主義かも知れませんが
自立し、期待をしない分、自己責任で、冷静に
目的に近づくことはできるということ、
また、目的を叶えるために”協力者”と
交わることはできるということ…。
私も取り入れて生きたいと思います。
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