♪時間をコントロールできれば自己肯定感が増す?~「限りある時間の使い方」より4


♪こんにちは。

今、地球環境の持続可能性を奪って
いるのは、私達の「もっと」…

…もっと便利に、もっと効率的に、
もっと安価に…と特に都市部という
資源が無いエリアでの住民が望む、

…成長、発展を前提とした資本主義
だという一節があります。

その実現のために、そして消費の
為に、いい学校、いい会社を
求め、仕事に勤しむ人が多いですが、

…それらの人達は、しあわせなのかと
いうと、疑問符が並びます。


仕事の成果を増やすには、効率化。
効率化は時間との戦い…。

しかし、その影には私達の心理的
不安がある…。

そして、時間管理、効率化を求めれば
私達は孤立し、大きな勢力の言いなり
になりやすくなる…。

そんな、今の課題を解説した本を
通して考えていきます。

「限りある時間の使い方」
オリバー・パークマン著 高橋璃子訳
かんき出版7615 2022年6月出版

<仕事は駆け込み寺?>

・生産性を高めようとする努力が
事態をかえって悪化させるのは、
それが単なる現実逃避にすぎない
からだ。

・みんな何らかの現実を直視
するのが怖くて、それを避ける
ために、

…生産性やタイムマネジメントに
しがみついているのではないか、
ということだ。

・禅の教えによると人の苦しみは
すべて、

…現実を認めたくないという
気持ちから生じるのだという。

…「こんなはずではなかった」
「どうして思い通りにならないんだ」
…という気持ちこそが、苦しみの
根源なのだ。


・不安から逃げるために、人は
現実逃避の道を選びがちになる。

…先延ばしにする、気晴らしに
時間を費やす、コミットメント
恐怖症になる、一度に大量の
プロジェクトを引き受ける、

…と言った具合だ。


・「私生活で、どんなに嫌なことが
あっても、仕事は変わらずそこに
ある。

…私にとって、仕事はいつでも
逃げ込むことができる安全な
隠れ家です」
(ベストセラー作家
ダニエル・スティール)

<仕事の成果=自己肯定可能?>

・眼の前の仕事をせっせと
こなしているかぎり、仕事が
自己肯定感に直結している状況を
疑問に思わなくてもよかった。

…自分の時間を支配しようと
躍起になっている限り、人生が
突きつけてくる、もっと大きな
課題から目を背けていられた。


・僕たちが気晴らしに屈するのは、
自分の有限性に直結するのを
避けるためだ。

…つまり、時間が限られていると
いう現実や、限られた時間を
コントロールできないという
不安を、できるだけ見ないように
しているのだ。

…以上、引用終わり。

大衆をコントロールする為には
人々を恐れさせ、不安がらせ、
”大きなものにまかれろ”的な
心理に持っていく必要がある…

…現実に目を向けさせない為に、
「逃げ」「ごまかし」の場を
作った…という一節があります。

アメリカ大統領のトルーマン氏の
この言葉は、それを意味し、

…世界一だった日本人の自己肯定感…
…幸福度を最低レベルに下げることに
成功させた方法なのかも知れません…。


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