こんにちは。
…著者の渋沢寿一さんは次期の一万円札に
決まっている、封建的身分制度から
…「お金」というツールを用いて、
みんなが平等でしあわせな社会を
つくろうとした渋沢栄一氏の
お孫さんにあたります。
そんな渋沢さんが、日本や世界各地を
訪れた経験から得たのは、
…生きることや、しあわせの原点は
明治時代以前の日本にあった…。
…現在の私達、未来の子供たちに残す、
原点復帰のためのヒントの数々を
紹介します。
「人は自然の一部である」渋沢寿一氏著
地湧の森 2023年7月出版
☆
<命は人任せにしない!>
・岩手県の吉里吉里という集落の
昭和8年の大津波の時の復興計画には
何が書いてあったかというと、
☆
…個人の利益やわがままを許す事なく、
みんなで強調して復興に向かっていこう
ということ、
…そして、どういう方法で食料を
得るのか、水をどうするのか、裏山を
どう管理し、そのようにして薪や炭等の
エネルギー源を利用していくのか、
…医療をどう立て直すのか、さらに
漁港復興にはどういう組織を立ち上げ、
どんな構造にして、どんな船が何隻
必要なのか、
…そのためには資金がどれくらい
必要で、そこには何人がどう
関わるのか…
・少なくとも70年、80年前までは
このように生きていく一番基本の
部分は、自分たちの手で何とかして
いく、
…自分たちのコミュニティの中で
決めていくということが、かっての
日本人が当たり前にもっていた
「自治」の精神だったのです。
☆
…にもかかわらず、「国」だとか
「県」だとかという、自分たちの
生活とは遠いところに任せきっている、
…続きます。
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