♪地域おこしは国おこし…軌跡の集落から~2


♪こんにちは。

…この国が滅亡の危機にある…
そんな認識がある国民は
どれだけいるのでしょうか。

…静かに忍び寄る足音。

・値上げ
・品不足
・地震の頻繁な発生
・異常気象
・政治不安…

「お金で解決すれば良い」と、
誰か依存の状態では生き残れない
今、

特に子供がいるかたに、
触れて欲しい本です。

被災し、ある意味マイナス状態の
地域が、ゼロ、そしてプラスの
状態になった物語です。

「奇跡の集落」 多田朋孔氏 著
農文協 2018年11月出版 1800円

<持続可能性>

・持続可能な取り組み…
ボランティアだけでは地域おこしは
続かないということを体験を通して
実感しています。

…現実として、池谷がジュンから
自立したあと、東日本大震災が発生
してからは、これまでボランティア
として池谷集落に通ってい人も

…(もっと必要とされた)東北に
行くようになりました。

・持続可能な取り組みに必要なのは、
ボランティアとしての地域おこし
ではなく、

…平日の昼間に活動したら、
しっかりとその分の人件費が
支払われるように、経済面で回って
いく形に持っていくことです。

…継続的に後に続く人を受け入れて
いき、若い人が子供を増やしていく
ことだと思います。

・NPO法人として、自分やスタッフの
給料を賄うための収入を得る事業も
やっていかないといけません。


<地域の劣等感と自信回復>

・村の人達は心の底では自分たちの
集落が好きなのですが、

…高度経済成長の時代に自分の
子どもたちに対して「こんな所に
残っているんじゃなくて、勉強して
いい大学に入って、いい会社に
入りなさい」と

…都会にどんどん送り出していった
過去があります。

…(少なくとも表向きには)都会が
上で農村は下という認識を持っており、

…残っている自分たちは都会に出た
人に比べると劣っている…

…自分たちの集落のことを好きだとは
素直に言えない状態になっていた
のかも知れません。

・外部の人との交流を通じて、
集落のことを褒めてもらい、
自分たちの集落に対する自信を
取り戻すと、

…村の人達の、よそ者に対しての
警戒心は徐々に薄れ、外部の人達に
オープンになっていきます。

つづきます…。

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