こんにちは。
私達が知らされている情報は
本当にそうかと疑問を投げかける
世界中を歩いてきた藻谷氏、
…思い込みに縛られて生きる人への
危機感をつのらせる養老孟司氏、
…両氏の談話の本から、
今の子供たちの危機やその対策を
学んで行きます。
「日本の進む道～成長とは何だったのか」
養老孟司氏 藻谷浩介氏 共著
朝日新聞出版 ２０２３年３月出版
＜人はコントロールしたい？＞
・人間は自分がやったと
思いたいのでしょうね。
…だから一生懸命に耕す、
（自然栽培、不耕起栽培で）
ひとりでにできたのでは
気に食わない。
…ただじゃ嫌で、ものすごく
汗を搔いて作ったと言いたい
んじゃないでしょうか。
☆
…だって医者がそうです
からね。
…患者さんが痛いと言っても
いじくって、自分が治したと
思わないとモチベーションが
なくなってしまうわけです。
☆
・自然は自ら然るとしてある
ものなのに、そういうものだと
知る機会が少なくなりすぎて、
理解できなくなっている。
…コントロールできるものだと
思いこんでは失敗する。
☆
＜自然をコントロール？＞
・そもそも自然は無理を
しなくてもいいようにできて
います。
…そのままにしておけばいい
のに、なぜかそれが気に入ら
ない。
…額に汗して働いて収穫を
得たい、その努力は無駄じゃ
ない、
…そうした方が生きがいを
感じられるという状況を作り
出すために、必要以上に無理して
いるように僕には思えます。
☆
・社会の人の問題であれば
なんとかなりますが、
…自然のものはなんとも
なりません。自然は複雑すぎて、
あちらを立てれば、こちらが
立たないということが
しょっちゅう起きるからです。
☆
・自然に起きる出来事に
対しては完全な正解はないし、
打つ手は無いこともある。
…それを黙ってじっと辛抱する
ことが、今の人には少し足りない
のかなという気がします。
☆
…つづきます♪
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