♪こんにちは。
赴任している集落活動センターの
一つの事業が食堂運営。
私が赴任したころは、コロナの真っ最中で
お弁当を始めたばかりで、お客様の数も
少なく、負荷が低いせいもあって
集落活動センターらしい…
参加する人達が和気あいあい、
楽しく笑顔で活動されていました。
☆
(画像はイメージです)
…しかし、リーダーが変わり
経営面で3年後の経済的自立※が、
本来の目標同様に重視され始め、
注:※役場からの赤字補填支援が
なくなる
…県や役場から「売上UP」につながる
アイディアや機会が提供されると
共に、負荷が急上昇…。
…気がつけば、世間で言う
飲食店の不人気の理由…6Kの条件が
そろう職場になっていました。
そこで、なぜ、飲食業が不人気なのか
改めて整理してみると、
☆
見えてきたのは、経営側、責任者の
価値観…。
…ムリにつながる価値観でした。
☆
その価値観とは、戦前からあった
「いい学校」→「いい会社」
「高い給料」=が”良い”と
された、勝ち組になることが良い
という価値観。
…当時の「頑張れば目標達成できる」
「成功して強者にならないといけない」
…という価値観が地域でも
都市部同様に強く残っている…
…ことが確認出来ました。
☆
…
しかし常に強者でいる優れた状態でいる…
ということは、逆に言えば、弱者=悪
という考え。
…世間に経営難という弱みを
見せられない見せるのが恥ずかしい
という、精神的な弱さ…自尊心の低さも
感じられます。
☆
そんな自尊心の低さが、
「弱みを見せられない」
…「強者でいなければいけない」
…につながって
いるのだと仮定すれば、
☆
・パートナーに対しての態度
(自分の正しさを主張する、勝ちに
こだわる)
・世間に対して…価格設定の低さ
(→収支に影響するが自信がないので
価格を妥当に設定できない)
…という、現状の食堂運営上の
課題にも頷けます。
…
集落活動センターの目的は、本来、
人口増加…それは、助け合える
環境の維持…それは、住民の
安心感、しあわせ感の維持のため。
それが、
「経営維持」「黒字化」優先という
古い価値観に押しつぶされつつある
ことが、残念に感じます。
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