♪脳内麻薬 中野信子氏著の紹介です!


こんばんは~

…比較的読みやすい文庫本ながら、
膨大な量の英語論文を参考文献とした
多くの脳の最新情報をまとめ、

脳内伝達物質の法則性と、その影響度
について書かれた本です。

メンタル的な不調や、症状、
依存症、ゲームの害なども、
脳内伝達物質の影響による…

…不具合対策や未然防止の参考に
なれば幸いです。

脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体 (幻冬舎新書)

・脳内麻薬 中野信子氏著 幻冬舎新書
2014年1月出版760円+税

【報酬系の作用】

・快楽とは、人が目的を達成する
ための妨げになるものではなく、
給料や昇進いう報酬が無かった
時代から、

人の脳が用意した「頑張って
いる自分へのご褒美」なのです。

・このご褒美は時には生理的要求
を打ち負かす程のものですから、
非常に強力です。

・勉強や研究などという、目に
見える直接的な報酬がない行為を
地道にやり続けられるのは、
人間だけなのです。

・Iメッセージの方がYouメッセージ
よりも「あなたの価値を認めて
いますよ」という気持ちが十分に
伝わり、社会的報酬としての
価値も高いと言うわけです。

・お店のファンになるのは、
店からの評価、信用、信頼(期待)
尊敬という社会的報酬を
得られると、もっと欲しくて、
その店に通い続けるのです。

・社会的報酬(友情、愛情)と
金銭的・生理的報酬が脳の同じ
部分で評価されているという
事実は、これらが交換可能で
あることを示します。

・人は自分の経済的な状況を
絶対的な物差しで見るのではなく
周囲との比較で決めているらしい
ことが分かってきました。

・店員の笑顔を見た客は、
脳の中のミラーニューロンが、
笑顔から推測される「幸せな気分」
に共感し、同じような気分に
なるのです。

【薬の作用と脳内伝達物質】

・向精神薬の副作用とは、意図
しなかった場所での神経伝達物質の
増減ですから、その症状は何らかの
精神薬と類似していることが
多いのです。

・向精神薬の副作用を抑える為に、
別の向精神薬を投与する必要が
あります。

さらに離脱症状と言って、
ある薬の量を減らそうとすると
不快な症状が出ることがあります。

・向精神薬の副作用が生じると、
どれが本来の症状なのか、副作用
なのか、離脱症状なのか見極め
にくくなり、一度投与を始めた薬は
なかなかやめられなくなります。

【精神疾患、依存症と脳内伝達物質】

・総合失調症…幻覚をみたり、
妄想を抱いたりするのは、
ドーパミン過剰による症状。

・意欲や興味、好奇心が減退し、
無気力な状態になるのは、
ドーパミン不足による症状。

・ミュンヒハウゼン症候群…嘘、
またはおおげさな病状を吹聴して、
周囲の関心や同情という
社会的報酬を得ようとする症例。

・依存症は脳内物質の異常から
来る病気であるということです。

・依存症の人の脳ではこうした
神経伝達物質のバランスが崩れて
いるのだと考えられます
(ドーパミン、それを抑える
セロトニン)。

・セックス依存症、恋愛依存と
ともに、その根源にあるのは、
「寂しさ」「寂しさに伴う恐怖」
です。

・利他的従属…利他行動によって
相手から得られる感謝という
社会的報酬の依存症になっている
ものが利他的従属です。

・世話型依存…子供の成果に
よって報酬系が活性化する
タイプで、子供のためではなく、
自分が社会的報酬を得たいが為に、
子育てをしているのです。

【ゲームやPCと脳内反応】

・ゲームは、巧妙に報酬系を刺激し、
ドーパミンを分泌させるように
設計されているのです。

・ゲームの難度の上昇は、
ドーパミン分泌系が刺激に慣れ、
分泌量が減るのを妨げます。

・ゲームによって報酬系に刺激を
延々と受けた結果、部屋に
閉じこもってひたすらパソコンや
ゲームを楽しむ引きこもりという
人々が生まれました。

…彼らの報酬系は既にゲームや
インタネットの与える刺激によって
耐性が形成され、日常生活の喜びを
感じにくくさせているのかも
知れません。

・オンラインゲームとは、
ゲーム内のキャラクターからの
賞賛や友情という、人間関係への
依存を含んだ、プロセスへの
依存症なのです。

【摂食障害と脳内反応】

・脳内のドーパミンの量を薬に
よって増やすと人の食欲は減り、
ドーパミン量を減らすと食欲は
増します。

…人の食欲は報酬系によって
コントロールされているのです。

・肥満の人はドーパミンの放出量が
少なく、しかも受容体も少ないために、
ドーパミンの刺激がいつも少ない状態

…いつも満足できない状態にある
のです。そしてドーパミンが満足できる
量になるまで食べ物を食べると、

…カロリーの取り過ぎになってしまう
から太るのだ、ということになります。

・ストレス反応の中には、脳の報酬系に
変化を起こすものがあり、それが原因で
摂食障害が起こっていくのです。

脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体 (幻冬舎新書)

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