♪自分の壁 養老孟司氏著の紹介です。


☆☆☆

こんばんは~

…バカの壁では、自己防衛システム
に惑わされる愚かさについて書き、
ベストセラーになったもの、

読み手側は「わかっちゃいるけど
変えられない」という、自己防衛
システムによって変わらない今、

自己とは何か、判断の際に大事
なのは何かを再びメッセージとして
届けてくださっているように
感じました。

☆自分の壁 養老孟司氏著 

新潮新書 2014年6月20日
出版740円+税

養老さん

【自己とは?】

・親孝行は、子どもに対して
「お前はお前だけのものじゃないよ」
ということを実は数えていたのです。

・問題は、それぞれの人が個性を
発揮するには、(基準である)
世間のほうが、きちんとして
いなければならないという点です。

・日本人に「自己」や「個性」が
ないのだとすれば、それは、
そういうものを強く求めない文化が
日本にあるからだ、と考えたほうが
いいのではないでしょうか。

・日本は明治以降、「自己」または
西洋的近代的自我というものを
無理やり導入しようとしたために、
ややこしくなってしまった。

・明治以降、日本に導入されたのは、
世間より先に「自己」がある。

…何よりそれは尊重されるべきだ、
という考え方です。

・「本当の自分」は徹底的に
争った後でも残る。むしろ、
そういう過程を得ないと見えて
こないという面がある。

・効率よく答えを見つける
のではなく、自分で問いを
設定する。

…そういう作業は苦しいといえば
苦しいのかもしれません。

…でも負荷があったほうが生きて
いることを実感できるのでは
ないかと考えています。

【本質を考える】

・便利なもの、面白いと思う
ものについて考えたほうが
いいのは、ではそれによって
人がどう変わるのか、
という点です。

・人にはどれくらいエネルギー
が必要か、という根本の問題
から考えないといけません。

…今は日本人一人あたり
自分の作るエネルギーの40倍を
使っているとされています。

…現代の日本人は40人を雇って
いるのと同じ状態で日々暮らし
ている。それはいくら何でも
使いすぎだと思うのが普通です。

・現実を冷静に考えた場合、
本当に考えるべきなのは、
「どの程度までエネルギー消費
ならば、みんなが我慢できるのか」
ということの方なのです。

…それについては政治家は真剣に
考えていません。
・日本には大きな構図、骨組みを
自分で考える人が非常に少ない。

・前提を疑うということが大切
なのです。

…前提を考えるということは、
自分で骨組みを作る、ということ
にもつながります。


【共生とワンネス】

・自分が世界と一体化するという
ことは、周りに敵や異物が一切ない
ということです。

・「世界とつながっている」と
考えてみる。そしてそう考えれば、
福島第一原発の事故も、エネルギー
の問題も自分自身の問題だと
捉えざるを得なくなります。

・個性は放っておいても誰にでも
あります。だから、この世の中で
生きていく上で大切なのは、
「人といかに違うか」ではなくて、
人と同じところを探すことです。

・外国人が私たちと違い、どこが
同じなのか。できるだけ言語化
して理解することは大切です。

・ミラーニューロン…人がある
動作をした時、反応する部位は、
見ている人の脳の反応する部位が
同じ…

…という脳の働きが、他人に共感
したり、気持ちを理解するのに
役立っているのではないかと
考えられています。

・日本の伝統的な考え方から
いえば、「特攻隊」というのは
当たり前の行為です。

…自分のために生きているわけ
ではない、という考えがベースに
あるからです。

…だから家族や共同体のために
生命を捨てることは自然な感情
だったわけです。

・ビッグピクチャー(大きな構図を
考える、壮大な仮設を立てる人)の
いいところは、関連のない事象が
つながる点です。

・ビッグピクチャーが提示した
構図をもとに、読む人がそれぞれ
自分で解釈ができる。

【いじめ、自由、挑戦】

・本当に子供の自殺を減らしたい
のであれば、できるだけ
「いじめが起きるのは君のせい
じゃないということと、

…「君が死ぬと周りの人が
どれだけ悲しむか」ということ
を暗黙のうちに理解させなければ
いけません。

・いじめを無くすことを考える
よりは、いじめられた子が
自分の逃げ場をつくれるように、
したほうがいい。

…世界を広げるのです。

・社会というものも個人の集まり
です。その性質も個人と似て
いますから「本音」と「建前」が
ある。

…そして本音、つまり本質的な
部分は簡単には変わりません。

・日本の家の外観がバラバラなのは、
少なくとも家は、世間にはきちんと
合わせていくけど、代わりに
自分の土地の中では何を勝手に
してもいいだろう、ということです。

・(ものごとをどれだけこなせるか、
消化できるかという観点で)
自分の胃袋の強さを知る必要がある
のです。

…それを知るためには、絶えず
挑戦をしていくしかないのです。

・社会で生きるというのは、自分が
どこまできるか、できないかに
ついて迷うということなのです。

・なにかにぶつかり、迷い、
挑戦し、失敗しということを
繰り返すことになります。

…しかし、そうやって育ててきた
感覚のことを「自信」というのです。

…余談ですが、

「一度や二度の戦いで 真実の答えが
出るくらいなら 誰も生き方を
間違ったりはせん」

現在、絶賛上映中のるろうに剣心
の中のセリフです。

…どんどん挑戦します。

「自分」の壁 (新潮新書)


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