こんにちは。
…著者の渋沢寿一さんは次期の一万円札に
決まっている、封建的身分制度から
…「お金」というツールを用いて、
みんなが平等でしあわせな社会を
つくろうとした渋沢栄一氏の
お孫さんにあたります。
そんな渋沢さんが、日本や世界各地を
訪れた経験から得たのは、
…生きることや、しあわせの原点は
明治時代以前の日本にあった…。
…現在の私達、未来の子供たちに残す、
原点復帰のためのヒントの数々を
紹介します。
「人は自然の一部である」渋沢寿一氏著
地湧の森 2023年7月出版
☆
<変わってしまった大切な価値観>
・自然というのは万物の長である
私たち人間が守ってあげる対象となり、
…さらに守るどころか、一方的に利用
するだけの対象となって自身から
剥離し、
…自分はその一部として生きるものとは
思わなくなったのが、今から60年
ぐらい前からなのだと思います。
☆
・今の私たちのこの暮らしは、実は
日本の歴史の中では、わずか60年間
しか続いていないのです。
…すべてをお金で買うには都会の方が
便利なので、みんなが都会に住む
ようになり、田舎は過疎になって
いきました。
…サラリーマンという人たちの
誕生です。
・私たちは一歩的な消費しかできない
有限な地下資源まで手を付け、特に
石油は自分たちの子孫と分けあって
使わなければいけなかったのものを、
…この60年間で埋蔵量の半分以上を
使ってしまいました。
☆
・先人が、生命維持という意味の
「生きる」ということを中心に
ものを考えてきた時代を経て、
…私たちは、わずか60年で、その
価値観を変えてしまいました。
…私たちが嗜好品として自分たちの
好みを満たしてくれるものを、
より価値のあるものだと見るように
なってから、まだ50年、60年しか
経っていないのです。
…しかし、これからの50年先、
60年先にも、この価値観は
通用するのでしょうか。
☆
つづきます…。
Post Footer automatically generated by Add Post Footer Plugin for wordpress.