♪地域を子どもたちに残す~農村政策の変貌より4


♪こんにちは。

この本のタイトルは”農村政策”ですが
内容は、子どもたちに地域を残す為の
課題と対策が描かれています。

政策との関係、自治などを学んできます。

「農村政策の変貌」 小田切徳美 氏著
農文協 2021年3月出版

<地域の課題と小さな拠点>

・(地域の問題意識は)
「農林地の手入れが十分に
できないこと」という農林業の
担い手不足の問題よりも、

…「近くに病院がないこと」
「救急医療が遠く、搬送に時間が
かかること」

…「近くで食料や日曜品を
買えないこと」がより上位にある。

…つまり、おしなべて
「ムラの空洞化」の状況にある
農山村集落は、同時に深刻な
生活問題が発生している場とも
なっているのである。

…小さな拠点構想は、こうした
新しい局面にある農山村集落を
背景として構想されている。

・農村地区では生活資材が
予想以上に地域外からの供給に
依存している…

…現在の外部への依存や流出が
甚だしいほど、これから地域内へ
戻していく可能性が大きく
広がっている。

・生活に必要な機能を集めた
「小さな拠点」は、車が運転
できない高齢者等であっても

…一度に用事を済ませることが
出来るように、徒歩で移動できる
範囲内に集約して立地することが
望ましい。

・生活交通の確保は「小さな拠点」
構想を実現する大きな課題の
一つである。

・「小さな拠点」は、人々が直接
出会い、交流する機会を
提供する場としても機能し、

…地域の「絆」を再構築するという
役割も期待できる。

「小さな拠点」がコミュニティの
再構築の場でもあることが
示されている。

…つづきます。

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