【ご質問】Q2:何故、男性はお金稼ぎが好きなのか。何故、私は興味が持てないのか


質問がありましたので、お答えしたいと思います。

簡潔な回答は以下のとおりです。

A2(1):男は、お金稼ぎを楽しくてやっている場合と、
無意識に”やらされている”場合がありますが、
外部から見ると見分けが付かない事が多いです。

A2(2):興味が持てないのは、関心を持つ必要がないか、
自己防衛機能が、わざと関心、興味を遠ざけて
いる場合が考えられます。

——————————————-

詳細を解説します。

男性がお金稼ぎが好きという印象を分解してみると

    ・お金稼ぎ、金儲けの活動

  ・好き好んでやっている

と分けられますね。

それらをさらに分けると


・お金稼ぎ、金儲けの活動の目的は

  1)お金を使ってしたい目的があるので
    必要としている

  2)お金を持つ、所持する

  3)お金を持っている、所持するための
    行動ができている自分を
    誇りに持ちたい、価値観を感じたい、
    実感したい

という風に最低3つ以上の目的があると
考えられます。


 1)のお金は、「ブランドバック」とかに
置き換えると、”所持”に価値観を持っていて

逆に奪われるときには、感情が大きく乱れる
ケースを見たことはありませんでしょうか。

 2)の行動自体に価値観を持ちたい、
   誇りを持ちたい場合も、同様で、

”できる自分”を感じたいのしていると
思われます。

「お金」であるのは、全世界、世間的に
「お金」が大事に貴重にさせられているから

…つまり社会的な評価を得やすいとも
言えると思います。

次に、「好き好んでやっている」は、

そう見えるのは事実かも知れませんが、


 A)本当に大好きでやっている(want)

 B)しなければならない、すべきという強迫観念
   でやっている(have to)

 C)自分が主体になって目的を果たそうと必死に
    取り組んでいる(must)


の現実的に、最低3つの場合に分けられると思います。



先のお金稼ぎの目的で説明しました、

   1)お金を使ってしたい目的があるので
     必要としている

   2)お金を持つ、所持する

   3)お金を持っている、所持するための
     行動ができている自分を
     誇りに持ちたい、価値観を感じたい、
     実感したい

…という目的を持つ理由に注目した場合、

1)は欲しいという欲であり

2)3)は、自分の存在価値とか意義を
感じるために必要不可欠、得たいという
強制されている、受身的である

という場合が多いです。

ですので、1)~3)は、それぞれ、
先の「好き好んでやっている」の3つの分類と
組み合わせた場合、

1)⇒A)本当に好きでやっている

場合と、

⇒C)自分が主体になって目的を
果たそうと必死に取り組んでいる(must)

が考えられます。

一方、
2)3)は

⇒B)しなければならない、すべきという
強迫観念でやっている(have to)
やらされている状態とも言えるのかも
知れません。

2)3)のケースは、自尊心の低さという
ハンディキャップを抱えている場合、

自分に自信が持てない…自分の存在価値、意義
を感じにくいというハンディキャップ…

…欠乏感、不足感を感じている場合があります。

その欠乏感、不足感を補う為に、

世間が認める価値観の最高位である「お金」
持っている、あるいは「得るという行動」を

…しているのですが、

言い換えれば、

自分に自信がない、存在価値が無いという状態は

元気や生きる力、気力を低減させるため、
脳は意図的に”攻撃的”にさせる…。

本音では怯えている犬が、そのままでは攻撃されてしまい
生命の危機にあると判断した脳が、脳内伝達物質を
操作することで吠えて食ってかかるような
強がりという”攻撃”あるいは”自己防衛”モード
を生み出す…。

…そんな脳の操作により「行動させられている」場合が
あります。

入り口が「したい」でも「させられている」でも
実際に、実績がでれば、それが自信となって
その人を安定させます。

つまり金稼ぎに固執することが無くなり、稼ぐ、得るという
ような動作が外部の人が感じにくくなるということです。

上記から今、「男性が金稼ぎが好きだ」と感じれる場合は

・何か(ワクワクする)実現したいことがあって
その為のお金を得ることも楽しんでいる



・自分の自尊心の低さによるハンディキャップを
埋めるために”そうさせられている”

場合があると言えると思います。

男性は、元々、自尊心が低めの場合が多い…臆病とか
弱々しいので、体格とか、強い言動とか行動力で”
一人前”に見えるように
バランスをとっているとも言えるのかも知れませんね。


A2:興味が持てないのは、関心を持つ必要がないか、
    自己防衛機能が、わざと関心、興味を遠ざけて
    いる場合が考えられます。


…下記のような3つのケースが考えられます。

  イ)先の男性の例のように精神的な欠乏感、
  不足感が無いので、男性のような所持とか、
  その為の行動が不要という場合と、
 
  ロ)今後の人生の未来予想図が作れていないので
  今後、人生に起きる事(ライフイベント)にかかる
  費用を”自分で用意する”という実感が欠けている
  (誰かが用意してくれると期待している等)

  …経済的な自立が未だできていない場合

  ハ) ビジネス…他の人に喜んでもらい、その
   見返りとしてお金をいただくという

   システムの何処かに、恐怖感を感じている場合

…の3つです。



ハ)について解説しますと、これまで生きてきた経験の
中に、もし恐怖を伴う事があると、

人間の脳は、その出来事を再発させないために、
避けるとか、危機管理するというような
”備え”をするようになるそうです。
自己防衛機能と言えると思います。

体験した年齢が特に誕生から4歳頃までだと、

”怖い””生存に支障がある”と判断された
出来事は、”扁桃体”と言われる、後で上書きが難しい
脳の領域に記憶されるのだそうです。

例えば、親に求めた、ぬくもりとか、排泄のケアとか、
ミルクとかを、もし、親が拒否したり、そう、誤解
される態度を取ると

その出来事は「求めると、相手が不機嫌になる」
「求めても叶わない⇒自分に存在価値がない」

…先に説明したように、親に見捨てられることも、
精神的に落ち込んでしまう出来事も、

 0歳~4歳の子供にとっては生命、生存に関わるので
そうならないように、再発防止を決断する事になります。

それが、例えば

「求めるのはやめよう」

「他の人と交流することは怖いことだ」

「親が喜ぶ(不機嫌にならない)事だけ
(自分を殺してでも)しよう、イイコでいよう」

などに代表される「愛着障害」というハンディキャップです。

そしてその”原則”を抱えながら成長する中で、

社会で生きていく為(愛着障害を抱えた心が傷つかない為)に
経験則に沿った、”心の壁”を作っていきます。

それが、固定観念、信念、概念、価値観、ものさし、思い込み
などと呼ばれるもので、「ビリーフ」と呼ばれています。

同じ事実を感じても、その人がもっているビリーフという
色眼鏡、フィルターを介して物事を受け取るので、

その感じ方は、人によって異なってくると言うことです。

愛着障害やビリーフにより、
もし、ビジネスのシステムの何処かに、過去に感じた
   恐怖感がある場合、

脳は、その人を守るために、ビリーフというフィルターで
事実を見えなくする場合もあります。

ですので、ビジネスをもっと詳細に具体的に
してみることで

例えば

      ・人と接する

    ・自分を気に入ってもらう

    ・相手にとって価値のあることを
     探す

    ・自分がもっている商品(価値のあるモノ)
     を用意する

    ・商品を提案する

    ・相手の合意を得る

    ・相手の喜びを感じる

    ・相手のお返しを受け取る(感謝の言葉、お金等)

    ・得たものを投資する


…という、ビジネスの基本のステップの中で
どこか苦手意識があるとか嫌悪感を感じる
事があるのであれば、

そこに問題があって、自己防衛機能が働き、
関心を遠ざけているのかも知れません。

 …対策は、

1)自尊心の低さの場合は、過去の出来事を
イメージで上書きしてしまう方法
(イメージ療法)の他、

2)自分が自分を支える、応援することで
心の中の欠乏感、不足感を補い
自分への信頼感を取り戻し
行動による実績を積み上げ、
自己防衛機能を和らげていく

3)今、ここ、そしてこれからを意識し、
「こうありたい、なりたい姿」に気付き、
それに近づくために、今自分ができる
ことをして、実績を積み上げ、
自己防衛機能を和らげていく

…という方法が主流です。

【参考情報】

1)イメージ療法:SAT療法

2)自分で自分を支える

⇒・セルフラブ

⇒・それでも貴方はひとりじゃない



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