♪歴史教育と異なる記録…「逝きし世の面影」で知る失われた日本…自然とボーダーレス編


☆☆☆

こんばんは~

親和と共感…江戸時代には
人間関係、自然、そして、
全ての生き物に対して、

人は心を開き、”線を引く”
という区別や敵対心が殆ど
存在しなかったのだそう。

今の時代、「個性を大事に」
「自分をもて」「奴隷になるな」
と言いますが、

江戸時代には、「個」という
枠を保つ必要がない、一体感
があったように感じました。

スピリチュアル的に、
心理学的に集合意識という、

「私たちは無意識下で繋がって
いる」と考えますが、

そうであるなら、何のための
「個」なのか。

個…自我、自分という区別、
識別をしなくていい時代

会えばたちまち仲間になり、
敵対や侵略、滅ぼそうなんて
考えない、人と自然と動物が
仲良く過ごした世界が、

江戸時代にはあったと言う
事です。

逝きし世の面影 渡辺京二氏 著
平凡社 2009年9月9日出版
1900円

【農業】

・「日本の農業は完璧に近い。
その高い段階に達した状態を
考慮に置くならば、

この国の面積は非常に莫大な
人口を収容することが出来る」
ディーケ

・「私は今まで、このような
立派な稲、またはこの土地の
ように良質の米を見たことが
ない」ハリス

【自然と仲良し】

・「乗組員一同は眼前に展開する
(長崎の港口)景観に、
こんなにも美しい自然があるもの
かと見とれてうっとりしたほど
であった」(ヴェルナー)

・「日本の至る所に素晴らしい
森林があり、木を育成したり
保護するために、多大の労が
払われていることは特筆に
値する。

だから当局の許可がなければ、
木の伐採は認められていない。
また伐採されたあとは、若木が
必ず再び植林される。」
(ニュードルフ)

・「例えば、かもが我々の
ボートの近くに来たり、雀が
人家に入る。
こうしたことは狩猟の禁止に
原因があるらしい。」
(ニュードルフ)

・「江戸の町はヨーロッパの
都市と似ていないのはもとより、
彼らの知るアジアの都市にも
似ていなかった。

彼らの基準からすればあまりに
自然に浸透されていて、都市で
あると同時に田園であるような
不思議な存在だった。

・「日本人は何と自然を熱愛
しているのだろう。なんと
自然の美を利用することを
よく知っているのだろう。

安楽で静かで幸福な生活、
おおそれた欲望をもたず、
競争もせず、穏やかな感覚と
慎しやかな物質的満足感に
満ちた生活を何と上手に
組み立てることを知って
いるのだろう」(ギメ)

・徳川後期の日本人は自然に
対して意識を開き、万物との
照応を自覚することによって
生まれた生の充溢(じゅういつ)
は、社会の次元においても、

人々の間につよい親和と共感の
感情を育てたのである。

そしてその親和と共感は、
単にの人間同士の間に
とどまらず、生きとし生けるもの
に対して拡張されたのである。

【動物とボーダーレス】

・「私は、(人力)車夫が如何に
注意深く道路にいる猫や犬や鶏を
避けるかに気がついた。

今迄のところ、動物に対して
癇癪をおこしたり、虐待するのを
みたことがない」(モース)

・「長崎の住民には、住民同様に
扱われている犬の数も加えるべき
かもしれない」(ケンベル)

・「彼らは特定の飼い主がいなく
とも、町内の犬であったので、

人々から共同体の下級メンバーと
して課せられ、理由もなしに石を
投げられたことなど一度も
無かったのだ」

・彼ら大人にとっては、慈しむ
べき小さきものであったのである。

・「馬に荷物をのせすぎたり、
虐待するのをみたことがない。

…荒々しい声でおどされることも
ない。馬が死ぬと立派に葬られ、
その墓の上に墓石が置かれる」
(ハリス)

・普通の日本人の意識では、家畜を
殺すのは仏教の殺傷戎によるという
よりも、それが家族の一員である
からだった。

・「(鶏を外国人に提供するため
殺す際に)日本人は滅多にその
家畜を、殺されるとわかっていれば、
手放そうとしない。

もっとも、その玉子をとるのは
平気である。家畜は普通一家の
愛玩動物で、歩きたければ畳敷きの
部屋の中を歩きまわることも
許されている。」
(アーサー・クロウ)

・「乳というものは仔牛が飲むもの
で、人間が飲むのは「(仔牛のもの
を盗み取るような)とても胸の悪く
なるような」行為だと思っている
とのことだった」(バード)

・人間は獣よりたしかに上の存在
だけれど、キリスト教的秩序観の
場合のように、それと質的に断絶
してはいなかった。

・草木国土悉皆成仏(そうもくこくど
しっかいじょうぶつ)という言葉が
あらわすように、

人間は鶏や獣と同じく生きとし生ける
ものの仲間だったのである。

 

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)

<応援>
…人生を変えたい、変わりたい人
のための、異次元レッツゴー企画!

8/15から幕張で行われる、
夏のLIVEイベント
ソニックマニア・サマーソニックと
連動した、超体感型のプログラム、

「巻き込む力」ブートキャンプ
2014年も行われます!

プログラム

…革命者を目指すセミナーを
聞いてから、そのまま
参加者全員で夜の
ソニック・マニアに繰り出すと
いう内容。

熱帯夜の中での観衆も巻き込んだ
歓声と体力と熱気の中、

…アナタの既成概念を打ち破る
出来事が怒涛のように押し寄せる
こと、必須です。

長倉氏のプログラム、
「ファイト・クラブ」で今回の運営リーダー
の今井氏からは、
昨年の様子がレポートされています。

是非、一読を!
↓ ↓ ↓
【道を切り開く背中を、純粋な野性の
解放を、ただ感じてほしくて】

↓ 宜しければ、ポチっとお願いします!

人気ブログランキングへ

ザ・へんしん・プロジェクト!FBページ
「変わりたいけど、変われない」という方、
”変わり方”を再点検してみませんか?

変身ロゴ2

 

☆心を健康にして社会を変えよう!の、
ウルトラ・ダイヤモンド・プロジェクト(UDP)
Facebookページへようこそ!

☆ Facebookページに「イイネ」をいただくと
このブログの更新情報が届きます!
UDP_pro2

 

Related Articles:




Post Footer automatically generated by Add Post Footer Plugin for wordpress.

Share Button

Website Pin Facebook Twitter Myspace Friendfeed Technorati del.icio.us Digg Google StumbleUpon Premium Responsive