♪こんにちは。
お料理研究家の土井善晴氏が、
その料理と関わってきた、
長い日時と経験で気づいたのが
「一汁一菜」
…味噌汁と中心にした
最小限の家庭料理です。
今の私達は、料理や栄養に対し、
イロイロと、誤解している…。
ある意味、省エネ、節約、コスパや
タイパ、貯金UPにつながる
マインドセットについて、
著書から学んでみます。
「一汁一菜でよいと至るまで」
土井善晴氏著 新潮新書
2022年5月出版
☆
<本来、食事とは>
・今、思うと私の祖母の世代が
生きていた時代は、食事に
対する観念がかなり違っていて、
…食事とは、集中してお料理と
向き合う時間であったように
思います。
☆
・米一粒も残してはいけないし、
それだけで、おいしい温かい
ご飯にお茶をかけることは
いけないことでした。
…どうしても、お茶を
かけたいときは「ごめんなさい」
と一言お詫びしてから、お茶を
かけるように、しつけられた
ほどです。
☆
・昔の食事の仕方は、今も
お寺での修行や茶事(懐石)に
残っています。
…和食とは、そうしなければ
味わえないものだからと
思います。
…食事とは人に向き合うと
いうよりも、料理という自然に
向き合う場(時間)でした。
☆
・人間は伝統ある良き食べ物に
よって健全な身体が受け継がれる
のですね。
…それが長年続いて、その継続が
安全でもある。だからこその
伝統なのでしょう。
☆
・料理は人間を幸福にするもの。
食べ物は、人間を傷つける
(健康を損なう)ものであっては
いけない。
…それは本当に当たり前の事なのに
守られていないのが現実です。
…(中略)当時の日本では、
アトピー性皮膚炎も、生活習慣病と
いう言葉さえ、まだなかった時代
です。
☆
…つづきます。
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