こんにちは。
…著者の渋沢寿一さんは次期の一万円札に
決まっている、封建的身分制度から
…「お金」というツールを用いて、
みんなが平等でしあわせな社会を
つくろうとした渋沢栄一氏の
お孫さんにあたります。
そんな渋沢さんが、日本や世界各地を
訪れた経験から得たのは、
…生きることや、しあわせの原点は
明治時代以前の日本にあった…。
…現在の私達、未来の子供たちに残す、
原点復帰のためのヒントの数々を
紹介します。
「人は自然の一部である」渋沢寿一氏著
地湧の森 2023年7月出版
☆
<身体で考えてる?>
・イネの色の違い、これから風が
吹くか、寒くなるか、天候の変化が
わからないとうまくイネが作れない
時代には、
…人間は必死に自分で山神様や自然と
一体となって自然のサインを読み
解こうとするのです。
☆
・私たちは通常、ものごとを、
文字、言語といういわば外形化
されたシステムで理解しています。
…かつての日本人は、基本的に
「生きる」ということを頭で考える
のではなく、
・60年前までは、自分たちの五感で
感じるすべてのものが社会を形成
しているという感覚を、
…意識せずと皆が共有できて
いました。
・かつての日本人は「生きる」と
いうことを五感で受け止め、身体で
考えてきました。
…つまり、働くということが自分の
身体を生かすということと同義だった
のです。
…そして、生きるために必要なものを
山や田畑からいただく、そうした
暮らしの中で人は、絶えず自分の
生命が、どこにつながっているか
確認していました。
…それは、目と耳からの情報だけで
はなく、言葉になる以前の段階を
感じながらすべてのものを理解して
いたということです。
☆
…つづきます。
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