♪エコビレ~雪かきに見る農業との共通点


♪こんにちは。

先日、青森県青森市、八戸市に行って
きました。

その日は丁度、悪天候の日(苦笑)。



…八戸から空港まで親しくして
頂いているご夫妻の、温かい
おもてなしで送って頂く中、
雪かきのお話を伺いました。

・雪かきは体力がいる

・雪かきは基本、雪が降ったら行う
(しないと家から出られない)

ご夫妻は還暦を超えておられますが
とてもニコニコ元気な状態。


ただ、その時に思ったのは、
自分が出来る、周りの人と助け合える
うちは雪かきできる…生きていける
はずですが、

…体力や怪我などで本人や周りの人が
ゆきかきが出来なくなったら
どうなるのか…という事でした。

今の社会の仕組みだと、

・まず税金で動く国が国民の安全、
安心を保証する事業をする

・国でできないことは、地方自治体
にて行う

…はずなのですが、
お話を伺うと、雪かきに関しては、
地方自治体も各家庭の雪かきまでは
手が回らないのだそうです。

…大きな幹線道路ぐらいまでしか、
行政ではやってくれない…。


そうなると、雪かきが出来なくなったら
どうするかというと、「お金」で
人を雇うしか無いのだそうです。

…つまり生きていく為には、行政の
支援は当てにできず、自分たちでお金を
使って頼むしか無い…。

…そうなれば、「お金が大事」という
価値観となるのは当たり前となり、
地域を出て「お金」が稼げるところへ
行ってしまう…という、今の
地方の人口減少、過疎化の問題に
つながります。

元々

・自分たちでやる、できないことは
周りの人達と協力してやる、
それでも出来ない事は、税金を収めて
いる役所にお願いする…。

…という自治主体の日本を壊した
明治以降の政府。

それによる不具合を補えないという
残念さを感じます。


また、農業では機械化により、
助け合う機会が減少して自治が
出来なくなったという事実もあるので
雪かきも機械化で楽にならないか…

…と一瞬考えてみましたが、
今の農業同様に、機械を購入する
初期投資が必要になります。

農業同様、ある時期しか使わない、
置き場所も問題として残ります。

過疎化や高齢化で自治が、
ままならないという事、国の政策に
対し、人々が受け身になって
しまっている事…。


…でも国は地方自治体は頼れない…
となっている事。大きな課題だと
感じました。

そんな、日本の課題を垣間見た後、
その日、予約したフライトを含め
2便が欠航したのですが、

最終の便を飛ばそうと、必死になって
雪かきをしてくださっている
空港関係の皆様の仕事を見る機会が
ありました。

別の青森から飛んだ方の情報では、
雪に埋もれながら、出発を見送る
スタッフも確認できたそうです。

天候という理不尽な変化に対して、
「仕事」を超えた義務感、思いやりで
…働く姿に、はたらく…傍を楽にする
という姿勢で、こころに火を灯して
頂きました。

関係者の皆様のおかげで、その日の
うちに無事に帰ることができました。
ありがとうございました。

…エコビレ、子ども食堂に取り組む
小川氏、雪の青森で今年最後の
講演会を終えました…

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